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意識していること

  • 執筆者の写真: misonotatamiten
    misonotatamiten
  • 2021年6月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年8月21日

できる限り平になるように仕上げる。


 畳って床材のひとつでしょ。そしたら平じゃないとね。と以前にもお話しした海老名畳店の吉野さんの何気なく仰ってた一言です。

 長年の使用によって凹んだとかではなく、明らかに違和感のある平ではない畳を見る事が多々あります。凹んだところにチラシをガムテープで貼ったり、表替えの際の補修のはずが、かえって異物でデコボコになっていることも。


先日施工させてお客様のところの畳が私の中で1位2位を争うほど驚きの畳でした。

(ビフォーがこんな写真しかありませんが、写真の中心の所で畳が持ち上がっています。



居間に入ってすぐ思ったのは寸法があってない。部屋の長さより畳が大きいために、畳が持ち上がった状態になっていました。これに気づかない畳職人はいないでしょう。そしてタッカーが貫通している形跡。

お客様の話を聞くと数年前に表替えをしてからそうなったそうです。

以前頼んだ畳屋からお宅の畳は特別にゴザを二重にしたから大変だったと言われたなどなど、色々お話を聞きしました。でも実は今回依頼をこの部屋ではなく座敷の畳でした。しかし直せるならこの部屋もと居間の畳も表替えする事になりました。


寸法のことや畳床が特殊なこともあり、時間はかかりますが今回は一度に畳を持って行かずに仕上がりを確認しながら進める事しました。


ゴザを剥がしてみると前のゴザがそのままになっていました。。。二重ってこのことかと。。。これじゃきつくなって当然です。他にも色々ありましたがなかでもスタイロが潰れてタッカーの針が貫通して畳の上まで出ていました。お客様も痛いから金槌で叩いてたそうです。





今回潰れていたところは同じ厚みのスタイロ交換して縫い直し、逢着できる厚みがあったので当店では縫って仕上げました。





お客様から予定にない部屋だったけどやってよかった。平になって安心して使えると喜んでいただく事ができました。




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