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手製畳床製作

  • 執筆者の写真: misonotatamiten
    misonotatamiten
  • 4月1日
  • 読了時間: 1分

金沢職人大学校のカリキュラムの中でもメインといえる手製畳床製作。当店では畳床を製造する機械を備えており、機械畳床の原型でもある手製畳床にとても興味がありました。


入学後、手製畳床の解体調査や2種類の締め直し作業など、今では珍しい手製畳床に触れる機会が多くありました。その後、手製畳床製作に向けての準備として、5ヶ月にわたり6種類のコモを編み、2月末に三日間の手製畳床製作が始まりました。


まず、余分な藁を裁断し、6種類のコモを一枚一枚決まった順番・位置に並べます。並べ終えたら、決まった間隔でひたすら縫う作業へ。2日かけて縫い終えた後は、糸を引きながら脚で踏んで締める工程に移ります。延々と続くように感じるこの作業は、肉体的にもかなりの重労働でした。昔の畳職人が当たり前のようにこなしていたことを思うと、その偉大さを改めて実感しました。




すべてを締め終え、余分な部分を裁断し、ようやく完成。達成感もひとしおでした。


完成した畳床は学校で保管され、最終カリキュラムで畳として仕上げられ、部屋に納められます。普段扱っている畳床とは勝手が違う作業になるとのことで、どのような仕上がりになるのか今から楽しみです。

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